SwitchのDNS設定でラグは直る?おすすめDNSと変わらない時の対処

SwitchのDNS設定でラグは直る?おすすめDNSと変わらない時の対処 switch

「Switchで遊んでいると対戦中にカクつく、DNSを変えればラグが直るらしい」——そんな話を見て、設定変更を試そうとしている方は多いと思います。結論から正直にお伝えします。DNSの変更は「接続先サーバーのアドレスを調べる処理(名前解決)」を速く・安定させる効果が期待できる無料の手段ですが、対戦中のラグそのもの、つまりping(応答の速さ)やジッター(応答のばらつき)を根本から小さくするものではありません。

つまり、DNS変更で「つながりが速くなった・安定した」と感じる人もいれば、「体感は変わらなかった」という人もいる、というのが実際のところです。当サイトがラグ対策で最優先に推すのは、あくまで有線LAN接続です。この記事では、DNSとは何かから、改善する場合・しない場合、SwitchでのDNS手動設定の正しい手順、主なパブリックDNSの比較、それでも直らないときの根本対策までを、誇張せず正直に解説します。

DNSとは何か、ゲームのラグにどう関係するのか

DNS(Domain Name System)は、人が読む「サーバー名」を、機械が通信に使う「IPアドレス(数字の住所)」に変換する仕組みです。Switchがオンラインのサーバーへ接続するとき、まずこのDNSに問い合わせて接続先のアドレスを調べます。この処理を「名前解決」と呼びます。

名前解決は、ゲームを起動して通信を始める「最初の入り口」の部分です。応答の速いDNSを使えば、この入り口の処理が速く・安定しやすくなることはあります。ただし、ここで誤解しないでほしいのが、対戦が始まったあとの通信です。

対戦中のラグの正体は、自分の機器とゲームサーバー(または相手)との間を、データが往復するのにかかる時間=ping(レイテンシ)と、その時間のばらつき=ジッターです。DNSは「接続先を調べる段階」に関わるもので、いったん接続が確立したあとのping・ジッターそのものを小さくする働きはありません。

  • DNSが関わるのは「接続先のアドレスを調べる名前解決」の段階
  • 対戦中のラグ=ping・ジッターは、回線品質や経路・距離で決まる
  • そのためDNS変更は「ラグの根本対策」ではなく「補助的な手段」

この前提を押さえておくと、「DNSを変えれば必ずラグが直る」という期待は持ちすぎず、それでいて無料で試す価値はある、というバランスで判断できます。

DNS変更で改善する場合・しない場合(正直に)

DNS変更は無料で、機器を買い足す必要もありません。だからこそ、過度な期待をせず「試して損はない補助手段」として捉えるのが正解です。実際に効果を感じやすいケースと、感じにくいケースを正直に整理します。

改善を感じやすい場合

  • プロバイダ標準のDNSの応答が遅い、または不安定だったとき
  • ゲームの起動時やマッチング開始時の「つながるまでの待ち時間」が長いと感じていたとき
  • 特定のサービスへの接続だけ妙にもたつく、といった名前解決まわりの不調があったとき

改善を感じにくい場合

  • すでにping・ジッターが大きく、回線そのものが不安定なとき(DNSでは直らない)
  • 無線(Wi-Fi)接続で電波が弱い・干渉が多いとき(原因は名前解決ではない)
  • サーバーとの物理的な距離が遠い、経路が混雑しているとき

要するに、ラグの原因が「名前解決」にあるならDNS変更で改善し得ますが、原因が「回線品質そのもの」にあるなら、DNSをいくら変えても体感は変わりません。後半で触れる有線LAN化のほうが効くケースが多い、と正直にお伝えしておきます。

SwitchでDNSを手動設定する手順

SwitchではパブリックDNSへの変更を本体だけで設定できます。費用はかかりません。手順は次のとおりです。なお操作画面の名称は本体やソフトの更新で変わる場合があるため、最新の表記は任天堂公式サポートも確認してください。

  • HOMEメニューから「設定」を開く
  • 「インターネット」を選ぶ
  • 「インターネット設定」を選ぶ
  • 接続中(変更したい)のネットワークを選ぶ
  • 「設定の変更」を選ぶ
  • 「DNS設定」を「自動」から「手動」に切り替える
  • 「優先DNS」に主アドレス、「副DNS(代替DNS)」に副アドレスを入力する
  • 設定を保存し、「接続テスト」で正常につながるか確認する

入力するアドレスは次のセクションの比較表にあるものを使います。元に戻したいときは、同じ画面で「DNS設定」を「自動」に戻せば、プロバイダ標準のDNSに戻ります。いつでも無料で切り替え・復元ができるので、気軽に試して比較できます。

設定後は回線速度測定(Speedtest)などで前後の状態をチェックし、体感とあわせて判断するとよいでしょう。ただし速度測定はあくまで目安で、対戦中のping・ジッターと完全に一致するわけではない点には留意してください。

主なパブリックDNSの比較(事実ベース)

代表的な無料のパブリックDNSを挙げます。いずれも個人が無料で利用できます。どれを使っても「対戦中のpingが必ず下がる」と保証されるものではなく、名前解決の速さ・安定性の選択肢として捉えてください。

サービス 優先DNS 副DNS(代替) 特徴
Google Public DNS 8.8.8.8 8.8.4.4 世界的に広く使われ、情報も多い。無料
Cloudflare 1.1.1.1 1.0.0.1 プライバシー重視をうたう。覚えやすいアドレス。無料

どちらも実在する正規のパブリックDNSです。まずはGoogle Public DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)かCloudflare(1.1.1.1 / 1.0.0.1)を試し、体感や接続テストの結果を見て、合わないと感じたら自動(プロバイダ標準)に戻す、という比べ方が分かりやすいでしょう。詳しい技術情報はGoogle Public DNSの公式ページで確認できます。

それでもラグいなら:根本対策は有線LAN化

DNSを変えても対戦中のラグが改善しない場合、原因は名前解決ではなく回線品質そのものにあります。ここからが本題で、当サイトがもっとも重視している根本対策です。優先度の高い順に挙げます。

  • 有線LAN接続にする(最優先):SwitchはUSB-LANアダプターを使えば有線接続できます。無線(Wi-Fi)は電波の干渉や減衰でping・ジッターが悪化しやすく、有線化はラグ対策としてもっとも効果が出やすい基本です。
  • 安定した光回線を使う:有線化したうえで、回線そのものが安定した光回線であることが望ましいです。同じ時間帯に家族が大容量通信をしていないかなど、宅内の混雑も見直しましょう。
  • ルーターやケーブルの見直し:古いルーター、傷んだLANケーブルがボトルネックになることもあります。ルーターの再起動やファームウェア更新も基本の確認事項です。
  • 無線しか使えない場合:ルーターのできるだけ近くで、5GHz帯を使い、間に障害物を置かないなど、電波環境を整えるだけでも違います。

なお、住居の事情で光回線をどうしても引けない場合の代替として、WiMAXなどのモバイル回線という選択肢はあります。ただしモバイル回線は、電波状況や時間帯で品質が変動しやすく、対戦ゲームでは光回線より不利になりやすいのが実情です。あくまで「光回線が使えないときの次善策」と理解し、可能なら有線+光回線を目指すことをおすすめします。

よくある質問

DNSを変えればSwitchのラグは必ず直りますか?

必ず直るとは言えません。DNSは接続先を調べる名前解決に関わるもので、対戦中のping・ジッターそのものを小さくする働きはないためです。名前解決の遅さが原因なら改善し得ますが、回線品質が原因なら有線LAN化などの根本対策が必要です。

Google Public DNSとCloudflareはどちらがおすすめですか?

どちらも無料で実在する正規のパブリックDNSで、優劣を断言できるものではありません。情報量の多さを重視するならGoogle Public DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)、覚えやすさやプライバシー方針を重視するならCloudflare(1.1.1.1 / 1.0.0.1)と、両方試して体感で選ぶのがよいでしょう。

DNS設定を変えると料金はかかりますか?

かかりません。ここで紹介したパブリックDNSはいずれも個人が無料で利用できます。Switch本体の設定を変えるだけで、いつでも「自動」に戻せます。

設定を元に戻すにはどうすればよいですか?

「設定→インターネット→インターネット設定→該当ネットワーク→設定の変更→DNS設定」を開き、「手動」から「自動」に戻せば、プロバイダ標準のDNSに戻ります。元に戻す操作も無料です。

DNSを変えても改善しないときは何を見直すべきですか?

まず接続方法を見直してください。無線(Wi-Fi)なら、USB-LANアダプターを使った有線LAN接続が最優先の対策です。そのうえで光回線の安定性、ルーターやLANケーブルの状態、宅内の通信混雑などを確認しましょう。

まとめ

SwitchのDNS変更は、名前解決を速く・安定させ得る無料の補助手段です。「つながりが速くなった・安定した」と感じる場合もあれば、体感が変わらない場合もあり、対戦中のping・ジッターを根本から直すものではない、というのが正直なところです。

まずはGoogle Public DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)やCloudflare(1.1.1.1 / 1.0.0.1)を無料で試し、合わなければ「自動」に戻す——その気軽さがDNS設定の利点です。そのうえで、対戦のラグを本気で減らしたいなら、最優先は有線LAN接続、次に安定した光回線です。DNSは入り口の最適化、有線化は土台の改善、と役割を分けて考えると、無駄なく対策を進められます。設定手順や対応状況の最新情報は、任天堂公式サポートもあわせて確認してください。

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